アニメライターと間違われた!? イタリア旅行記① ~ローマ到着編~

イタリア旅行記

2017年11月17日。いよいよ待ちに待ったイタリア旅行の出発日だ。

夏に同い年の従妹と飲んでいる中で「一緒に行こう!」となり、勢いで決めた旅行。行先はイタリア旅行の定番、ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアだ。

今回は出発からローマ到着までの様子をご紹介したいと思う。

出発前のハプニング

今回の旅程はエティハド航空(ETD)を利用し、成田からアブダビを経由してローマへと向かう計画であった。

成田空港で搭乗手続きを進めていると、突然名前を呼ばれた。どうしたのかと思いカウンターに向かうと、オーバーブッキングが発生したため、別の便に変更してほしいとのことだった。ローマへの到着時刻は変わらないが、乗り継ぎが1回増えることになるという。到着時刻が変わらないのであれば特に問題もないので、快く了承した。

そのお礼として次回エティハド航空利用時に使える300ユーロ分の割引券を受け取った。ただし有効期限は1年間で本人のみ利用可。翌年のギリシア旅行の際に使おうと思ったが、割引を考慮しても別の航空会社を使った方がトータルで安かったため、結局使わずじまいとなってしまった。

映画字幕はアラビア語だけ!?

その後、バンコクの空港に到着した。私のスマホの問題かもしれないが、ここではWi-Fiの接続があまり良くなかった。

乗り継ぎ自体は問題なく、アブダビに到着。そこから最終目的地であるローマ・フィウミチーノ空港へ向かった。

アブダビ空港内のレゴストア(筆者撮影)

アブダビからローマへのフライト中は映画を楽しむことにした。昔から国際線に乗る際にはこれが楽しいのだ。どの映画にしようか迷った末、”LEGO ムービー”を選択。

しかし…映画の字幕がアラビア語しかなく、音声は英語であったため内容が全く理解できなかった。

映像を見ながら自分なりに解釈したが、後日日本語字幕で見た際にその解釈が全くの見当外れであることがわかったのだった。

ローマ到着

現地時間11月18日13:00(日本時間21:00)、ローマ・フィウミチーノ空港に到着した。入国審査は長蛇の列で、思った以上に時間がかかったが、カウンターのお兄さんがとても気さくで、上手な日本語で「元気ですか?」と話しかけてくれた。

荷物を受け取り、急いでバス乗り場へ向かう。一番早く出るバスは13:50発で、運賃は6ユーロだった。事前の調べで相場は4~8ユーロと知っていたので、妥当な価格であると判断し切符を購入して乗車した。

しかしさすがはイタリア。予定時刻になっても出発する気配はなく、結局20分遅れての出発となった。日本の感覚では考えられないが、分単位での遅れに激怒する人がいる日本がむしろ異質なのかもしれない。

車窓にはしばらくは田園地帯が広がり、右側通行であることを除けば日本の地方とあまり変わらない景色が続いた。

街に入ると、遺跡が当たり前のように街の中に溶け込んでいる光景が見られた。ローマの歴史を考えれば、むしろ遺跡の中に現代のローマが存在すると言った方が正しいのかもしれない。

バスの窓からコロッセオらしきものも見えたが、その時はあまりにも当然のように存在していたため、あれが本物だと認識するのに一瞬の間があった。

最終的にローマのテルミニ駅に到着したのは14:50頃であった。

宿泊先へ

従妹とは宿で待ち合わせを予定していたため、”MAPS.ME”というアプリでスマホにあらかじめダウンロードしておいた地図を頼りに宿に向かった。地図によれば宿のすぐ近くには”ディオクレティアヌス帝の浴場跡”があったため、そこを目印にして道を進んでいった。

ディオクレティアヌス帝の浴場跡(筆者撮影)

ローマ滞在期間中、3泊することになる宿”レジェンズ”はドミトリーだ。要は相部屋の大部屋だが、旅慣れたいとこも登山好きの私も旅費を節約できるのであれば全く問題ない。

テルミニ駅から歩いてすぐだったため宿の前まではすぐ行けたのだが入り口が分かりにくく、少し迷った後に受付にたどり着いた。従妹が予約してくれていたので名前を言えば伝わるかと思ったが、私の貧弱な英語力のせいかうまく伝わらなかった。Wi-Fiを借り、現地で合流することになっていたいとこに連絡を取った。ちょうど従妹は散歩に出かけていたようで、10分ほどで戻るとのことだった。

待っている間、受付のお兄さんが色々と話しかけてくれたが、私の英語力では何を言っているのかわからず、適当に相槌を打っていた。戻ってきた従妹に受付をバトンタッチ。従妹は幼い頃にアメリカ在住経験があり、かつこの時も留学中だったので英語が堪能だ。そして従妹によれば、受付のお兄さんの中ではいつの間にか私はアニメライターだということになっていたのだそうだ。

今回泊まったドミトリーは2段ベッドが3つある6人部屋。私は男女混合部屋、いとこは隣の女性専用の部屋に泊まることになった。利便性を考えるとできれば下の段を使いたかったのだが、残念ながら3つともすでに先客で埋まっていた。

ドミトリーの様子(筆者撮影)

ちなみに宿泊費は3泊で1人38.7ユーロ、これに1泊につき3.5ユーロの市税を合わせて合計42.9ユーロとなった。1人あたり、1泊約7ユーロ。当時は2024年現在より円高で1ユーロ=130円程度だったため、1泊1,000円いかない程度だ。宿泊費にはなるべくお金をかけず、その分を観光費や食費にあてる。従妹のこの旅行スタイルに感銘を受けた私は、翌年のギリシア一人旅でもこのスタイルを貫いたのだった。

終わりに

この後、従妹と一緒にローマの街を散策した。その時の様子や翌日以降のローマ観光については、別の記事でまたご紹介したいと思う。


A09 地球の歩き方 イタリア 2024~2025

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